赤ちゃんの頭皮の乾燥対策！ローションやワセリンなどおすすめの保湿方法とは

■赤ちゃんの頭皮が乾燥する原因は？

赤ちゃんは頭皮が乾燥することで皮膚が剥がれ、フケや湿疹などを引き起こします。では赤ちゃんの頭皮の乾燥の原因は何でしょうか。

＜赤ちゃんの頭皮が乾燥する原因＞

• ・皮膚のバリア機能が弱い
• ・紫外線によるダメージ
• ・黄色いフケは皮膚炎の可能性もある

詳しく見ていきましょう。

・皮膚のバリア機能が弱い

皮膚には、肌のうるおいを保つためのバリア機能が備わっています。しかし、乳幼児の皮膚は未熟でこのバリア機能がうまく働かないため、肌トラブルが発生しやすいのです。
また、生後1ヶ月～3ヶ月の赤ちゃんは、ホルモンによる影響で新生児の頃よりも皮脂の分泌量が減少します。頭皮の皮がむける、フケが出る、うろこ状になっている、といった皮膚のトラブルは、これらの機能面が原因のひとつだと考えられるでしょう。

・紫外線からのダメージ

紫外線は乳児の皮膚のバリア機能をさらに低下させ、乾燥を引き起こす原因のひとつです。肌に紫外線を浴びることで炎症を起こして熱をおび、水分が蒸発しやすくなります。
生後4ヶ月や生後5ヶ月は、首がすわる赤ちゃんも出てくる頃。外出頻度が高くなり紫外線を浴びる時間も長くなるため、皮膚が乾燥しやすくなるのです。

・黄色いフケは皮膚炎の可能性もある

白ではなく黄色いフケの場合は、乳児脂漏性皮膚炎の可能性があります。生後1ヶ月から生後3ヶ月の赤ちゃんは皮脂の分泌量が過剰になる傾向があり、その結果、頭皮やおでこ・ほほに湿疹もできやすくなります。

■理解しよう！赤ちゃんの頭皮のケアの仕方

正しいケアをすることで、赤ちゃんの頭皮や皮膚を守ることができます。頭皮ケアの仕方は以下のとおりです。

＜赤ちゃんの頭皮ケアの仕方＞

• ・低刺激のシャンプーを使用して皮脂をケア
• ・入浴後は頭皮をできるだけ早く保湿ケア

実際にどのようにケアすればいいのか見ていきましょう。

・低刺激のシャンプーを使用して皮脂をケア

まずは大人と同じように、シャンプーで汚れや皮脂を取り除くことが大事です。ただし大人のシャンプーのように洗浄力が高いものを使用すると、赤ちゃんにとって必要な皮脂を余分に洗浄してしまう可能性があります。うるおいをキープするために低刺激のベビーシャンプーを使用して、皮膚のケアをしてあげましょう。
また、一般的なシャンプーへの切り替えタイミングは、髪の毛が生えそろう2歳から3歳頃。頭皮の様子を見つつ、赤ちゃん用シャンプーを卒業しましょう。

・入浴後は頭皮をできるだけ早く保湿ケア

髪の毛を乾かした後は、乾燥する前にできるだけ早く保湿ケアをしてあげることが大切です。保湿剤のタイプは、ワセリン・オイル・クリーム・ローションなどさまざまなテクスチャーがあります。赤ちゃんの肌状態や季節に合わせた保湿剤でケアをしましょう。

■赤ちゃんの頭皮の皮脂をケアするシャンプーの仕方は？

赤ちゃんの頭皮のうるおいを守るシャンプーの方法を、工程ごとに解説していきます。

＜手順＞

1. 1．38～40℃くらいのお湯で髪の毛を濡らす
2. 2．指の腹を使って優しく洗う
3. 3．すすぎはしっかりと
4. 4．髪の毛の水分をタオルで吸い取る

具体的な髪の洗い方や入浴方法を見ていきましょう。

・1．38～40℃くらいのお湯で髪の毛を濡らす

赤ちゃんをお風呂に入れるときの最適な温度は、夏は38℃前後、冬は40℃前後が目安です。大人がお風呂に入るときに少しぬるいと感じるぐらいがちょうどいいでしょう。また、長時間の入浴は肌に負担がかかるので避けるのがベターです。

・2．指の腹を使って優しく洗う

赤ちゃんの頭皮に強い刺激を与えないよう、爪は立てずに指の腹を使って優しく洗いましょう。

・3．すすぎはしっかりと

シャワーでしっかりと頭皮の泡を洗い流します。水流は弱めにして、水圧で頭皮が傷つかないように注意しましょう。

・4．髪の毛の水分をタオルで吸い取る

入浴後に髪の毛を乾かすときは自然乾燥を避け、しっかりとタオルドライをしましょう。