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「走らない」と「走って」は同じ意味。伝わる言葉は「歩こうね」
vol.1759【1日1成長お母さん】子どもの脳はイメージ優先。良いお手本につながる言葉で伝えよう
約束事作りのコツ。「××しない」をやめて「〇〇しよう」と書こう
年度始めに今年度の目標を立てた人も多いことでしょう。その目標は順調に実行できていますか?もしなかなかうまくいかないとしたら、目標の表現を見直してみましょう。成功率アップの鍵は言葉の使い方にあります。子どもとの約束事を決めるときも同じです。やるべきことがイメージしやすい肯定的な言葉で約束事を決めましょう。ポイントは「××しない」を「○○する」に変えること。たったこれだけで成功率がグッとアップします。
子どもは言葉から動きをイメージする。やってほしい動きを言葉にしよう
「××しない」という表現を“否定命令”と言います。お母さん達が子どもの頃、先生から「廊下を走らない」や「忘れ物をしない」と注意されるなど聞き慣れた言い方だと思います。しかし子どもの脳は言葉から動きをイメージしているので「走らない」と言われると「走る」イメージが頭の中に浮かんでしまい、より走りたくなることが近年の研究でわかってきました。牛乳を運ぶ子どもに「こぼさないで!」と声をかけるのは逆効果だったのです。
「ジャンプしない」と言われるとジャンプしなきゃいけない気分になる
3歳のKくんはいつも元気いっぱいです。いつもソファの上で飛び跳ねるので、お母さんは怪我しないかと心配です。飛び跳ねるのをやめさせたいお母さんは「ソファでジャンプしない!」といつも叱っていましたが効果がありません。そこで「ソファではお尻ペッタンだよ」とソファにお尻のマークを描いた絵を貼りました。するとKくんはソファに近づくと「お尻〜」と楽しそうにお尻をフリフリさせてソファに座れるようになりました。
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