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人見知りの子は場の空気を読む力を持ち合わせた優しい子
人見知りの激しい子は「性格を変えてあげなきゃ」と思わなくても大丈夫
保育園や幼稚園、新しい習い事などで人見知りや場所見知りをする子がいます。なかなか環境に馴染めなかったり、お友だちと一緒に遊べなかったりすることもあるでしょう。「どうして馴染めないのかしら?」「お友だちと遊ぶのが好きではないのかしら?」と不安になるかもしれません。その子の性格を変えてあげようとお母さんが間に入って積極的にお友だちと関わりを持てるように促したくもなります。でも、「この子を変えてあげなきゃ」と思わなくてもいいのです。
五感が敏感でいろいろ気になってしまうだけ。持って生まれた特性です
子どもは生まれながら性格を持ち合わせています。それを気質といいます。キッズコーチングではそれを5つのタイプに分けており、そのひとつに“デリケートタイプ”があります。人一倍五感が敏感で感受性が高いのが特徴です。他の人では気が付かないような表情の変化やその場の空気を感じ取ることができるのです。そのためいろいろなことが気になってしまい、新しい環境に馴染むのに時間がかかってしまうのです。デリケートタイプの子は“安心”と思えるまで、心を開けないのです。
人や場所をじっくり観察し“安心”と思えると距離を縮めることができる
1歳になったばかりのKちゃんは環境の変化に敏感でお母さんは心配していました。ある日お友だちの家に遊びに行ったときのこと。Kちゃんは部屋に入ると大声で泣きはじめました。大好きなおやつを渡しても全く見向きもしません。お母さんはとにかくギュっと抱きしめ続けると、1時間後についに泣きやみました。そしてちらちらと周りの様子を伺い続け、帰るころには部屋を動き回り、おもちゃで遊べるくらい慣れることができました。
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