Baby&Kids
「食」にこだわるのではなく「心」に残る卓育を目指そう
vol.457【1日1成長お母さん】好き嫌いは成長の証。こだわるポイントを変えてみよう
食べない子どもへの執着をやめ、自分から食べたいと思う方法探しをしよう
近年、大人たちの健康志向が拍車をかけ子どもの食育も多く取り上げられます。成長に必要な栄養は摂れているか?量は十分かしら?または偏った食べ過ぎになっていないか?そんな不安をたくさん抱えているお母さんは少なくないでしょう。朝は必ず1杯の牛乳がいいと聞くと「そうしなければ」とお母さんだけが意気込んでも子どもが好まなかったら飲んだ栄養も体の隅々まで行き渡りません。
子どもが意欲的に食への関心がもてるような雰囲気作りに重きをおきましょう
子育て中のお母さんの悩みのトップは「子どもが寝てくれない」こと。次いで上がってるのは「食事の心配」だそうです。未就園児のお母さんは3食を共にし、子どもの栄養を考えるあまり苦労しています。「しっかり食べさせなければ」という脅迫観念で頑張り過ぎると、本来の食の楽しさを教えることができません。「何を食べたか?」ではなく「楽しく食べられたか?」に重きを置いて、食事中の雰囲気や子どもの表情が明るいかということにこだわってみましょう。
2歳前後は味覚が発達し好みも変化。少しの手間や工夫を楽しんでみて!
離乳食から順調だったのに、2歳になった頃から急に好き嫌いをするようになったというご相談があります。この頃は味覚が急激に発達し野菜独特の苦味や酸味がわかるようになります。また食べられる調理法も増えてきます。それまでは野菜そのものを出しても食べていたのに、調味料や調理法も変化してくるので、子どもがシンプルな味や調理法では満足しなくなることがあります。そんな時はひと時だけでも細かく刻んだり混ぜ込んだりしながら、お母さんもこのひと手間を楽しんでみてください。
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