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1歳児、自ら進む子どもの“やる気”はお母さんの理解と共感から
vol.725【1日1成長お母さん】1歳児のいたずらの意味を探り、見守りと承認でやる気を伸ばす
1歳は興味や関心を行動に起こし、物の道理を身をもって学んでいきます
1歳は実験期と呼ばれ、自ら体験し学ぶ時期。 興味や関心に対してアプローチし、小さな達成感や「できた!」を繰り返しながら能力を伸ばしています。子どもがティッシュの箱からティッシュを引き出し続ける姿を見たお母さんは、それを止めたい気持ちが湧くかもしれません。ですがその時、子どもは子どもなりの好奇心を行動に表しながら確かめています。目で捉えたものを、手を伸ばして引っ張るという高度な挑戦であり学びなのです。
お母さんのぎりぎりまで待って見守る勇気が、子どもの成長を促していきます
Mちゃんが広告の紙を見つけ触っています。少し見守っていると座って何か始めました。一生懸命に紙をちぎっています。お母さんは食べてしまわないか…片付け面倒だな…と頭をよぎりますが危ないことではないので、更に見守ります。最後までやり切るとMちゃんの顔は充実感でいっぱい。「沢山ちぎれたね!」と承認の言葉をかけました。ちぎる動作も子どもの両腕、両手の手首や指先の細かい動きのトレーニングになっていきます。
体験がさらなる好奇心の元。具体的な言葉で子どもの「できた」に共感しよう
子どもは本来、学びたい欲求の塊です。大人からすると簡単な事でも、子どもにとっては知恵と体を使って一生懸命にしたこと。大事な動きを獲得していく過程なのです。止めたくなる子どもの1つ1つの行動には意味があります。その意味をお母さんが関心を持って知ると、子どものちょっとした成長を心を込めた言葉で承認しやすくなります。それは子どもの次の行動力をサポートし、やる気を育てるコミュニケーションになります。
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