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子どものお手伝いには「邪魔しないで」より「ありがとう」がお得
vol.1053【1日1成長お母さん】お母さんだってラクしたい。3歳はお手伝い名人になる大チャンス
率先してお手伝いできる子を育てた先輩お母さんには、秘密の共通点がある
小学生や中学生など大きな子どもを持つ先輩お母さんから「週末のお昼ご飯は子どもが作ってくれるのよ」「夏休みは子どもが毎日リビングを掃除してくれるの」なんて聞くと「どうしたらそんな風に育つの?」と羨ましくなりますよね。そんな先輩お母さんの返事といえば決まって「何もしてないよ」とだけ。実は率先してお手伝いをしてくれる子を育てたお母さんには共通点があるのです。それは子どもが「お手伝いしたい」と言った時にやらせてあげたということです。
「やりたい」に応える「ありがとう」が子どもの心を大きく育てる種となる
子どもは3歳頃になるとお母さんが家事をする姿を見て「やりたい」と言い出すようになります。お母さんは「お願いだから邪魔しないで」というのが本音です。子どもが洗濯物を畳んでタンスに入れたら、後でやり直さないといけないから二度手間です。「これは大人の仕事だからKちゃんはやらなくていいの。お母さんがやるからあっちで遊んでて」と断った経験がある人は多いでしょう。しかし可能な限りやらせてあげて「ありがとう」と言うのがポイントです。
感謝の言葉が貢献心を育て、より一層誰かの役に立ちたいと考えるようになる
人はもともと誰かの役に立つことに喜びを感じます。これを貢献心といいます。「ありがとう」と言われた子どもは貢献心が満たされ、より一層人の役に立てるような行動をとるようになります。逆に「お手伝いしたい」と言っても断られてばかりいると、貢献心を大きく育てるチャンスを逃すことになります。そればかりか何でも人にやってもらうのが当たり前という依存心の高い子になる可能性もあります。
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