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【美容皮膚科医監修】妊娠線予防オイルの選び方とケアの方法、おすすめアイテムまで

出典:@ tokitasoさん

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【美容皮膚科医監修】妊娠線予防オイルの選び方とケアの方法、おすすめアイテムまで

妊娠線ができる原因やできやすい場所、ケアの方法まで、美容皮膚科の先生に詳しくお聞きしました!妊娠すると体にいろいろな変化が起きますが、特に気になるのが“妊娠線”ではないでしょうか。妊娠線は、一度できてしまうと一生跡が残ってしまう場合もあるので、妊娠線予防のためのケアをするのがおすすめです。 そこで今回は、妊娠線予防に役立つボディオイルをご紹介します。妊娠中のママはもちろん、妊娠準備期の女性または妊娠中の家族や友人にプレゼントしたいという人もぜひチェックしてみてくださいね!

■【妊娠線の原因】そもそも妊娠線ってなに?どうしてできるの?

出典:photoAC

妊娠線とは、皮膚の奥の組織(真皮)が裂けてできる断裂線のこと。体形に急激な変化があると、皮膚の表面は体の変化に合わせて伸びますが、真皮などの内側の組織は急激な伸びに耐えられずに、組織が裂けてしまうのです。これが妊娠線の原因。
妊娠線は赤ちゃんの成長に合わせて急激に大きくなるママのお腹、特に下腹部にできやすいですが、実は圧力がかかりやすい脚の付け根にもできやすいんです。
その他お尻やバスト、二の腕、太ももなどにもできる場合があります。

■【妊娠線ができる時期】いつからできる?妊娠すると絶対できちゃうの?

妊娠線は誰にでもできるものではありません。ママの妊娠の経過や体質などによって、できる人とできない人がいるようです。
また妊娠線ができる人の中にも、妊娠初期からできる人もいれば、臨月になって突然できてしまう人など、個人差が大きいことも知られています。
そのため“いつからできる”とは断言できませんが、逆に妊娠中であれば“いつでも妊娠線ができる可能性がある”ともいえるのです。

■【妊娠線の予防とケア】妊娠線の予防&ケアにはオイルがおすすめ!いつから塗り始める?

出典:photoAC

妊娠線の予防には、“保湿”が肝心です!なぜなら、お肌が乾燥していると皮膚の柔軟性が低下し、組織が断裂しやすくなってしまうから。予防するにはまずは保湿し、皮膚を柔らかい状態にしておきましょう。 
そのため保湿力に優れたオイルでケアすることが、妊娠線予防には効果があるといわれています。

人によっては妊娠初期から妊娠線ができてしまうことがあるので、なるべく早い時期から妊娠線予防のケアをするのがおすすめです。できれば妊娠がわかってすぐに、遅くても妊娠10週目までには始めておきたいところ。
ただし、つわりなどで体調を崩していたり、ニオイに敏感になっていたりする時期には、無理に入念なケアを行う必要はありません。ママの体調を第一にケアをしてくださいね!

■【妊娠線予防オイルの塗り方】お腹だけじゃなくお尻や太ももも塗ろう

出典:mamagirl2018春号

前述のとおり、妊娠線はお腹だけではなく、お尻や太もも、バストなどにもできる可能性があるので、全身をケアするのが大切です。

・オイルの量

人によって、また週数によって変わりますが、1カ所につき少なくとも500玉大くらいのオイルで保湿しましょう。腹部、下腹部、その他の部位をしっかりケアできる量が必要です。

・オイルの塗り方

オイルを手に取り、全体的に優しく伸ばして塗り込みます。使用するオイルの量が少ないと、摩擦によってお肌にダメージを与えてしまうこともあるので、たっぷり使用するのがおすすめ。
お腹の中心以外、下腹部やお尻、脚の付け根やバストもしっかりケアしてください。お腹を押さないよう、優しく塗ってくださいね。

■妊娠線予防オイルでケアする頻度は?一日に何回くらい?

妊娠線予防には、乾燥が大敵!そのためお風呂あがりや乾燥を感じたとき、最低でも1日に1回はオイルを使ってしっかりと保湿ケアするのがおすすめです。もちろんママの体調に無理のない範囲で。
商品によっては、一日の推奨ケア回数がパッケージに記載されているものもあります。確認してみてくださいね!

■妊娠線予防のオイルとクリーム、どう違う?

・オイルのメリット

オイルのメリットは、保湿力が高いこと。ほぼ油分で構成されているので、クリームよりは保湿力が高いといわれています。
しかしオイルの中には香りが強いものもあるので、香りに敏感な人の中には使いづらいと感じる人もいるようです。また、肌になじみやすいものとなじみにくいものがあるので、肌なじみがよく、保湿性が高いものを選びましょう

・クリームのメリット

クリームは油性と水性が混じっているアイテム。メリットは、水分と油分がバランスよく配合されているためお肌になじみやすく塗りやすいことです。

どちらも妊娠線予防に優れたアイテムなので、好みに合わせて選びましょう。

■クリームとオイルを併用する場合どう使う?順番は?

クリームとオイルを併用する場合は、使う順番がポイント!
まずは、オイルに比べて水分量の多いクリームを塗って、お肌に水分と油分を補給します。そして、クリームの上からオイルを重ねづけして蓋をしましょう。
クリーム→オイルの順番でケアすることにより、クリームに含まれる水分や油分がオイルで蓋をされるので、お肌を効果的に保湿することができますよ。

■妊娠線予防オイルの選び方 

SNSやママ向け雑誌などでもたくさんの妊娠線予防オイルが紹介されているので、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。ここでは、オイルの選び方をご紹介します。

・香りで選ぶ


妊娠予防オイルは、香りで選ぶこともおすすめ。自分の好きな香りのモノであれば、ケア中も癒されたりほっとしたりできます。
ただし妊娠中は、普段より香りに敏感になることがあります。また妊娠すると、香りの好みがガラリと変わって、それまで好きだったはずの香りが嫌いになったり、逆に嫌いだった香りを嗅ぐと安心できたりすることも。
そのため妊娠線予防オイルを購入する際には、なるべく事前に香りをチェックすることをおすすめします。
つわりに影響がないように、自分が心地よいと思える香りを選んでくださいね。

出典:mamagirlLABO @ saori_heart さん

香りに敏感な人や事前に香りのチェックができない場合は、無香料のオイルを選ぶとよいでしょう。ちなみに、『無印良品』のピュアオイルシリーズは無香料なので「つわりがヒドいときでも使いやすかった。」と先輩ママからも好評のようです。

・肌に合うものを選ぶ

妊娠予防オイルの役割は、なんといってもお肌を保湿すること。そのため保湿力の高いものを選びましょう。
妊娠中のお肌は敏感になっているため、肌に合うものを選んでくださいね。合成の添加物が入ってないものや、オーガニック、天然由来のものもおすすめです。ただし、天然由来のものは、体質や時期によってお肌が荒れる場合があるので注意してくださいね。

・国内メーカーと海外メーカー、どちらがよいの?


妊娠線予防専用に作られているオイルであれば、国内外を問わず、品質に差はありません。どれも安心して使えますよ!
ただし海外ブランドの妊娠線予防オイルは、オーガニック認証された厳選素材で作られているものが多いので、価格が少々高めの傾向にあります。妊娠線予防は毎日しっかりとケアすることが大切なので、遠慮なくたっぷり使いたいという人はコスパの良いドラッグストアなどで購入できるお手頃なアイテムを選ぶのもよいでしょう。

■【国内メーカー】おすすめ妊娠線予防にオイル3選

妊娠線予防に役立つ国内メーカーのおすすめオイルをまとめました。

・ノコア☆ファースト ボディトリートメントオイル

出典:@ tokitasoさん ※アフターボディ トリートメントクリーム(写真左)・ファースト ボディトリートメントオイル(写真右)

『NOCOR(ノコア)』は、「楽天市場」の妊娠線ケアクリームランキングで上位にランクインしている、今大注目の妊娠線ケアに特化した国産ブランドです。「ファースト ボディトリートメントオイル」は妊娠線予防はもちろん、できてしまった妊娠線やひどい乾燥肌のケアのために開発された最強のオイル。本格的なケアをしたい人にイチオシのアイテムです。やさしいネロリの香り(ビターオレンジ花油)も心地よいですよ。
「アフターボディ トリートメントクリーム」と併用するのがおすすめです!

ノコア「ファースト ボディトリートメントオイル」100mL 4,157 円(税抜)
ノコア「アフターボディ トリートメントクリーム」150g 6,463 円(税抜)

・無印良品☆ホホバオイル

出典:妊娠線VSニベア!プチプラコスメで妊娠線を予防する方法とは? @ n._.n.__baby さん

無印良品は天然植物由来のピュアオイルのランナップが豊富なことでも有名ですよね!中でも、全身に使えるうえ、お肌の水分バランスを整え、乾燥を防ぐはたらきのある「ホホバオイル」が妊娠線予防にはおすすめです。価格も安いので、気兼ねなくたっぷり使えるのもうれしいポイント!
また「ニベアクリーム」との併用で妊娠線予防の効果がアップするという先輩ママの口コミも多数あるようです。

無印良品「ホホバオイル」200ml 2,490円(税込)
 

・AMOMA☆出産応援 ラズベリーリーフティーセット


欧米で“出産準備のためのお茶”として知られるラズベリーリーフティーとカレンデュラオイルがセットになったギフトセット。プレゼントにもおすすめです。

アモーマ「出産応援 ラズベリーリーフティーセット」3,454円(税抜)

■海外ブランドのおすすめ妊娠線予防オイル5選

妊娠線予防におすすめの海外ブランドのオイルをご紹介します。妊娠線予防に特化したアイテムも豊富ですよ。

・ヴェレダ☆マザーズ ボディオイル

出典:@ copemilkさん

『WELEDA(ヴェレダ)』は、世界的にも有名な自然医薬品メーカーです。そんなヴェレダの「マザーズ ボディオイル」は、助産師の協力のもと開発された信頼のアイテム。一日に2~3回、妊娠線のできやすい部分を集中的にマッサージすることにより、やわらかなお肌へと導きます。香りはローズ・ネロリ・ミルラなどのフローラル系。
ヴェレダ公式オンラインショップや「Amazon(アマゾン)」などの通販サイトでも販売されていますよ。

ヴェレダ「マザーズ ボディオイル」100ml 4,180円(税込)

・クラランス☆ボディ オイル“トニック”

出典:クラランスのオイルでうるツヤ肌を手に入れよ!乾燥しがちな季節の肌ケアに @ clarinsjp さん

フランスの高級スキンケアブランド『CLARINS(クラランス)』が手掛ける「ボディ オイル“トニック”」は、妊娠線予防や産後のケアにぴったりのオイルです。ハッカのエッセンシャルオイルが配合されているので、スッキリ爽快な気分でマッサージを楽しめます。見た目にも高級感があるので、プレゼントにもぴったり!

クラランス「ボディ オイル “トニック”」100ml 8,140円(税込)

・エルバビーバ☆ST マーク オイル

出典:@ nami73tasteさん ※こちらは、旧デザインの「ST マーク オイル」の画像です

オーガニックスキンケアブランド『erbaviva(エルバビーバ)』の「ST(ストレッチ) マーク オイル」は、しっとりうるおうのにベタつかないのが特長。オーガニック認証のエッセンシャルオイルのはたらきにより、ママのお肌を柔軟にキープし、妊娠線を予防します。ちなみに、“ストレッチマーク”とは妊娠線のこと。
余ったオイルは、赤ちゃんの保湿ケアとしても使えますよ☆

エルバビーバ「ST マーク オイル」120mL 4,900円(税抜)

・フレイオイル☆マッサージオイル

出典:@ aran__mamaさん

『freiöl(フレイオイル)』は、その名のとおり“オイル”に特化したドイツのブランドです。いつくかの種類がある中で、妊娠線予防にぴったりのアイテムは黄色のボトルの「Massage öl(マッサージオイル)」。
天然由来の高保湿成分とビタミンEのはたらきにより、妊娠中、急激に変化しがちなお腹や太ももなどのお肌をしっかりと保湿します。

フレイオイル「マッサージオイル」125ml 2,178円(税込)

・バイオイル

出典:@ yagigigi1234さん

「Bioil(バイオイル)」は南アフリカでは生まれのスキンケアオイル。世界中で愛されているロングセラー商品で、日本では小林製薬株式会社から販売されています。
バイオイルは、保湿効果によりキズ跡やニキビ跡を柔軟にしてキレイに見せてくれるユニークなコンセプトのオイル。そのため妊娠線の予防だけでなく、「妊娠線ができてしまった!」なんてときにも役立ちます。
ドラッグストアなどでも市販されているので、ぜひチェックしてみてください。

小林製薬株式会社「バイオイル」25ml 700円(税抜)・60ml 1,600円(税抜)・125ml 2,800円(税抜)

■美容皮膚科医の先生のおすすめはオリーブオイル!

実は、オリーブオイルも妊娠線予防に非常に効果的!
オリーブオイルにはビタミンE・K・抗酸化作用も含まれています。食べられるくらい体に優しいものですし、肌専用のものもあるのでチェックしてみて下さいね。かなり種類も多いので、香りやテクスチャ―など自分に合ったものを選びましょう。
先生は食用のエキストラバージンオイルを先生のお子さまに使用しているそうですよ。他の保湿剤と併用しても大丈夫だそうです。

■できてしまった妊娠線を治すには?

できてしまった妊娠線を治すには、実は美容医療しか方法がありません。
妊娠線は、いわゆる傷跡。肉割れしてしまった部分は美容医療でしか治せないのです。美容クリニックでダーマペンで治していくのが一番いいようですよ。
化粧品では治らない妊娠線、だからこそ妊娠線予防オイルで保湿をしておくのが大事なんですね!

■お気に入りのオイルを見つけて早めの妊娠線予防ケアを!

妊娠線は一度できてしまうと、完全にキレイな状態のお肌に戻すのは難しいといわれています。そのためなるべく妊娠初期からオイルやクリームなどを使用して、保湿ケアを行うのがおすすめです。赤ちゃんに話しかけるついでにお腹もマッサージしてあげてくださいね。「ケアしなきゃ」という気持ちでやるより【赤ちゃんとのコミュニケーションの時間に「ついで塗り」するような気持ち】で行うとママもおなかの赤ちゃんもリラックスできるかもしれません。
今回ご紹介したクラランスやヴェレダなどのオイルは、こだわりたっぷりの効果的なものばかり。ぜひ参考にしてみてくださいね!


※この記事で紹介している商品は、現在店頭にない場合がございます。

【監修】KOBE CLINIC院長 山本周平先生

<プロフィール>
美容皮膚科医・抗加齢医学専門医(エイジングケアの専門医)。
神戸大学医学部卒業後、製鉄記念広畑病院にて形成外科・皮膚科・内科に勤務。その後、大手美容クリニックをはじめ複数のクリニックにて勤務、院長を歴任。多くの方々に健康と美を通して喜んでいただきたいという思いから、2019年8月に西宮SHUHEI美容クリニックを開院。
2020年に医療法人康徳会理事長に就任。
2021年には、KOBE CLINIC岡本院、福岡院の2院を開院。
その地域で多くの方々の支持を得て、喜ばれている。
外側と内側の両面からアプローチし、見た目の美しさだけでなく内面からも健康に、そして、真に美しくなるための医療を目指している。
自身はベストボディージャパン(健康美を競う大会)では、部門別で準グランプリに輝く。
著書に『美容皮膚科医が教える 「完全毛穴レス肌」を叶える8 つの美肌習慣』(クロスメディア・パブリッシング)、『美容皮膚科医が教えるもう悩まない目尻のシワ・目元のシミはこうして防ぐ・改善する(php出版)』がある。

▼KOBE CLINIC
https://kobe-clinic.com/
 

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SUMINO

ライター
愛する家族や仲間とのおしゃべりが大好きな2男のママです。トレンドやプチプラ、時短テクなどの情報収集が趣味です。良いと思ったら何でもすぐに試してみたくなっちゃうタイプ。まだまだやりたいことが山ほど…あぁ、無限の体力が欲しい!【Instagram】sumino.6011
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