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【医師監修】赤ちゃんがハイハイするのはいつから?練習方法や注意点を解説
■ハイハイの練習を始めるタイミングって?
ハイハイについて見ていき、いつから、どういった練習をすればよいのかチェックしましょう。
・準備のタイミングはおすわりできるようになったら
多くの赤ちゃんは、以下の流れで成長していきます。
【ハイハイ前後の赤ちゃんの行動時期の目安】
おすわり:7カ月
ずりばい:7~8カ月
ハイハイ:8カ月
つかまり立ち:10カ月
伝い歩き:12カ月
1人歩き:1歳半
7カ月ごろになり腰や腹筋などの体幹がしっかりしてくると、おすわりの姿勢が安定します。そして、おすわりから前に進むことでずりばいとなり、8カ月ごろからハイハイというステップになることが多いようです。
そして10カ月ごろになると脚の筋肉もつき、つかまり立ちから伝い歩き、1人歩きへとステップアップしていきます。
この行動と月齢はあくまで目安ですが、その月齢までにできていなければ小児科医に相談してみるのもよいでしょう。
おすわりができるようになったら「そろそろハイハイが始まるサイン」です!
・ハイハイする気配がない!病院に行くべき?
ハイハイを始める時期は十人十色。中にはハイハイしないまま、歩くようになったという子もいます。本人のタイミングで自然とできるようになるので、平均より遅いと感じても心配しすぎなくても大丈夫な場合がほとんどです。大事なのは、「うちの子、ハイハイが遅いけど大丈夫かな…」と心配しすぎないこと!
あえて病院に行く必要はありませんが、心配なのであれば定期検診の際に先生に相談してみてみるといいでしょう。
■理解しておこう!ハイハイについての基本知識
・ハイハイの基礎動作
ハイハイするにあたり、以下のような動作が必要になります。
1.腕で上半身が浮いている状態をキープする
2.両足を交互に動かす
3.左右の上肢と下肢を同時に動かす
4.腰を地面から浮かせる
上記の動作を同時に行うことで、ハイハイが成立します。簡単に思いがちですが、こうしてみると、生まれてから数カ月でここまでできるようになることに驚きますね。
多くの赤ちゃんはずりばい→ハイハイというステップになるケースが多いでしょう。ずりばいができていれば、ハイハイまでに1~3はできており、あとは腰を浮かせる動作ができているかどうかの違いとなります。
・ハイハイする前に伝い歩きをする赤ちゃんも
自転車の練習を想像してみてください。ハイハイは補助輪がついている状態で、伝い歩きは補助輪を取った状態。当然補助輪がある方がバランスを安定させやすく、補助輪を取ると難易度は上がります。
しかし、中にはハイハイよりも先に伝い歩きができる赤ちゃんもいるでしょう。これは、補助輪なしでいきなり走行できるようになったということ。ハイハイのステップを飛ばしてしまっても問題はありません。
■ハイハイの練習方法について詳しく知りたい!
赤ちゃんにハイハイのコツを掴んでもらうためには、どのような練習方法が良いのでしょうか。いくつかおすすめの練習方法をご紹介します。
・まずは赤ちゃんにベストな環境を整えよう
部屋を見渡してみると、赤ちゃんにとって危険なものがいっぱい!しかも、ハイハイを始めると、何が起こるかわかりません。赤ちゃんが過ごす部屋には、何も置かないのが理想的。難しい場合は、赤ちゃんが立ち上がったり手を伸ばしたりしたときに届く範囲に、熱いものや可燃物といった危険なものを置かないよう徹底しましょう。
また、転倒したときに頭を打った場合の衝撃を考え、フローリングのままではなくジョイントマットのようにクッション性のあるものを敷いておくのがおすすめ。ハイハイができたと思ったらあっという間につかまり立ちをすることもあるため、できるだけ早く赤ちゃんに害のない環境を整えてあげるのがベストです。
ママが爪につけているネイルチップやパーツを赤ちゃんが食べちゃったという事例も。部屋の環境に加えて、ママの身の回りについてもチェックしてみましょう。
・ハイハイのお手本を見せてあげるのも効果的!
やり方がわからないと、ハイハイという行動につながらない可能性もあります。ハイハイの仕方をパパママが見せてあげるのもいいでしょう。
同じような月齢の子どもがいる場所に連れていくのも方法のひとつです。たとえば、近くのショッピングセンターのキッズスペースや、市の子育て支援センターなど。ほかの赤ちゃんがハイハイをしている姿に興味を示し、ハイハイをする意欲を掻き立ててあげられるかもしれません。
・ハイハイをサポートしてみよう!
ハイハイのお手本を見せたら、ハイハイのサポートをしてあげるのもおすすめです。ハイハイの練習ではパパママが赤ちゃんの腰を持ち上げ、足と手でバランスをとっている状態をキープできるよう支えてあげましょう。
・進みたい気持ちややる気を刺激するのが有効
周りが焦っても、本人のやる気がなければ意味がないのは勉強と同じです。機嫌が良くないとハイハイをしない赤ちゃんもいるため、練習をするなら機嫌の良いタイミングを狙ってみましょう。
おもちゃなどのグッズで赤ちゃんの気を惹くのも有効です。少し動かなければ取れない位置におもちゃを置く、少し離れた場所からおもちゃを持って呼びかけるなどして、自然とハイハイしたくなるような状況を作ってみるのもいいかもしれません。
・ハイハイを嫌がる子はどうすればいい?
ハイハイができなくても問題はないので、嫌がるなら無理にさせる必要はありません。足の筋力がついていれば、つかまり立ちの練習をしてみるのもおすすめです。7カ月くらいで足の筋力がついているかどうかは、両脇に手を入れて持ち上げてみると分かることが多いです。
ここで足がぶらんとしているようなら、筋力がまだついておらず立てない可能性大。積極的につかまり立ちさせる必要はありませんが、しっかり踏ん張ることができれば、筋力がついている証拠です。
つかまり立ちは、腰を持って立たせてあげる方法が有効。立つときに大事なのは体幹で、脇を持つと体幹に力が入らなくなるので注意しましょう。かかとで立つのではなく、足の裏全体が地面につくように立てると、ふんばりやすくなります。
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