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自分の意見を言えない子は強さと優しさを同時に持っている
vol.1245【1日1成長お母さん】オウム返しで共感を示して「言ってもいい」安心感を育もう
自己主張しないのは気が弱いのではなく状況を敏感に察知する能力の現れ
子どもが大人しすぎて困る…。そう言うと「あら、うるさいよりずっといいわよ」「きちんとしてるのよ、うちの子に爪の垢でも煎じて飲ませたいわ」という反応が多くなります。もっと積極的に行動してほしい、自分の意見を言ってほしい。そう思っているお母さんからすると、相談しようにもできなくなってしまいますね。親としては少々心配な “大人しい”“自己主張しない”という資質は、実は周りの空気を読む細やかな優しさの裏返しでもあります。
意見を言わないことで優しさを発揮している。その裏にある強さに気づこう
まず、お母さんに知っておいてほしいことがあります。自己主張しないのは、決して悪いわけではありません。このタイプの子は周りの反応を敏感に察知する力があり、自分の周囲が平和であることを好みます。状況を察知し、自分で判断して“主張しない”選択をしているのです。これは欠点ではなく、社会を生き抜く術のひとつでもあります。判断能力があり自分より周りを優先できる、ある意味とても強い子だとも言えるのです。
上手に自己主張できるようになるにはお母さんが寄り添って共感を示そう
そうは言っても、大事な時には自分の気持ちを主張できるようになってほしいと願うのが親心。嫌なことは嫌、やりたいことはやりたいと言えるようになってほしいと願うお母さんは多いことでしょう。そんな場合はまずお母さんが「あなたの気持ちは分かっているよ」と子どもに寄り添ってみてください。お母さんに対して自分の気持ちを言えるようになると、段々と他の人にも言えるようになります。寄り添い力を発揮するには、子どもの言葉をオウム返しにするのが一番です。
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