Baby&Kids
ダメ出しは心をくじくだけ。子どもの長所に視点を向けよう
“まだ”と捉えるか“もう”と捉えるか。母の思考が子どもの将来に影響する
コップに水が半分入っています。あなたは“まだ半分残っている”か“もう半分しかない”か、どちらが先に出てきますか?水の量は同じなのに、捉え方の違いで180度意味は変わってきます。子育ても同じ。子どもの行動をお母さんがどう捉えるかで、子どもにかける言葉が変わってきます。活発で落ちつきがない子どもに「あなたは落ち着きがない子ね」と伝えるか「いつも元気だね」と伝えるかで、子どもの将来に与える影響は大きく変わってくるでしょう。
お母さんの第一声はとても大切。ダメ出しで子どものやる気は一瞬でなくなる
ひらがなを覚えたばかりの5歳のKくん。「ママ、書けたよ」と言って持ってきたのは自分の名前をひらがなで書いた紙。見ると文字の一部が鏡のように逆転しています。「この字、間違ってるよ。正しくと書いて」と言ってしまったお母さん。5歳くらいの子どもは脳が未発達なので文字が逆転してしまうことはよくあるのですが、それを知らないお母さんはダメ出ししてしまいました。Kくんは落ちこみ、しばらく字を書かなくなってしまいました。
まず最初に長所を褒めよう。間違いを正すのはその後からで充分です
こんな時お母さんはなんて声をかければよかったのでしょう。まずは「きれいに書けたね」と子どもの挑戦を認めてあげましょう。その字に花丸をあげて模範化すると、子どもは参考にしようとします。その後「この字が反対になっているからこう書こうね」と正しい字を教えてあげましょう。子どもは先に行動を認めてあげることでお母さんの助言を素直に受け入れます。短所を改善し、長所をどんどん伸ばすことができると、ますます挑戦しようとする自信に繋がっていくでしょう。
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