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子どもに“嘘はつかないでほしい”なら原因追究より問題解決を

Baby&Kids

子どもに“嘘はつかないでほしい”なら原因追究より問題解決を

vol.1315【1日1成長お母さん】お母さん共通の願いは“正直者に育ってほしい”ということ

いい子に育ってほしいと思うからこそ、子どもの嘘は許しがたいもの

嘘をつくのは、子どもに何か原因や問題があるからだと思うことがあるかもしれません。しかし嘘をつくことは、知恵がつき賢くなった証拠です。多くの言葉を知り自分の行動に対し周りがどのような反応をするか予想できるようになった成長でもあるのです。ただ「嘘はつかないでほしい」と願うお母さんが子どもの嘘を引き出している可能性もあるでしょう。実はお母さんに責められる、嫌われたくないという思いから嘘をついてしまう子が多いのも現実です。

子どもを正そうとする「なんで嘘をつくの!」が子どもの嘘を引き出している

5歳のRちゃんは、3人兄弟の真ん中。よく鼻風邪を引き、鼻をかみます。ティッシュは「後から片付ける」が口癖。しかしテーブルに置きっぱなしのことが多く、今日もお母さんが帰宅すると、テーブルにティッシュが何個も置いたままになっていました。「ティッシュは誰?」と強めの口調でRちゃんとその兄弟にきくと「私じゃないよ」とみんなが言いました。よく話をきくと犯人は予想通りのRちゃん。「なぜ嘘つくんだろう」とため息が出てしまいます。

大好きなお母さんに怒られたくない気持ちが子どもに嘘をつかせる原因

お母さんに怒られたくない、ダメな子と思われたくないという気持ちから、嘘や責任転嫁などの行動をとってしまう子もいます。大好きなお母さんに責められたくないのです。子どもの嘘を生まないためには、まず責めないことです。問い詰めるような「誰がやったの?」「なんで片付けてないの?」ではなく「どこに捨てるんだっけ?」と子どもにヒントを与えるような質問をしましょう。子どもの行動を変えることができれば、お母さんの悩みも減るものです。

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