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共感力の高い5歳の女の子には、行動を守らせるより考えさせよう
vol.1432【1日1成長お母さん】ルールを守るのが得意な子ほど、守ることに固執しないよう導こう
5歳からは自ら考え行動できる習慣がマナーとなる。対応力を引き出そう
子どもに決まりを守らせようとすると「~しようね」と1つ1つを言葉にして伝えていくことが多いと思います。
4歳を過ぎたころから先を予測する力が育ち始めるので決まりを守ることができるようになりますが、共感力の高まる5歳頃には少し言葉を替えてみましょう。
「電車の中では静かにしよう」「ごみはごみ箱に捨てよう」など1つ1つの行動を伝えるよりも「みんなが気持ちよく過ごすにはどうしたらいいかな?」と尋ねるのです。
しっかり者の女の子が、ルールや決まりを守れるのは共感力が高い証拠
5歳のMちゃん、幼稚園の先生に「体操のある日は体操服を着てこようね」と言われ火曜と木曜に着ていきます。
自分でしっかり覚えていて準備できるMちゃんにお母さんも助かります。ところが木曜の体操が急に水曜に変わったため、その日の朝、うっかり体操服が間に合わない時がありました。
お母さんは代わりに動きやすい服を準備してあげましたが「体操服でなきゃダメ!」の一点張り。先生に伝えてあげるからと言っても気持ちが収まりません。
きまりやルールを守れることはいいこと。しかし、時には柔軟性も必要
5歳は相手の気持ちを想像する共感脳が発達するころ。女の子は共感力が高くルールや決まりを理解し守ろうと重要視するがゆえ、固執しすぎてしまうことがあります。
いろんな場面で物事に例外や変更の可能性はあるものです。その場の状況に応じた適切な対処が未来にも必要なスキルでしょう。
そんな応用力を育むには「使ったら片付けてね」と行動を指示するより、自ら考えさせる「どうしたらみんなが気持ちよく使えるかな?」という言葉をかけて日ごろから行動の幅を広げましょう。
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