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子どもの心はお友だちのごめんねより“お母さんの共感”で強くなる
vol.1549【1日1成長お母さん】子どものトラブルは寄り添ったあとで改めてどうしたいか聞こう
子どもの「けんかした」という報告は問題解決を求めているわけではない
お母さんは我が子にいつも笑っていてほしいものです。けんかしたり泣いたりしていると解決してあげたいのが親心でしょう。
子どもがけんかをして報告に来たとき、あなたはどのように対応していますか?「どうしてけんかしたの?」「ごめんねって言ったの?」と問題を解決してあげようと思うかもしれません。
しかし子どもは必ずしも解決を求めているわけではなく、お母さんの共感を求めていることも多いのです。
子どもにとって“お母さんの共感”は何より安心できてパワーが出る魔法
Mちゃんは幼稚園の年長さんです。お友だちと遊ぶのが大好きなので、その分お友だちとトラブルになる機会も多いです。
ある日、Mちゃんが「お友達とけんかした」と泣きながら駆け寄ってきました。お母さんは「どうして?何をされたの?」と原因や理由を聞き出して何とか解決してあげようとしますが「そうじゃない」ともっと泣くばかり。
お母さんが「けんかになったのね」と言うと大きくうなずいて、あった出来事を一通り話すと落ち着きを取り戻し遊びの輪へ戻っていきました。
子どもはお母さんに共感してほしい。まずは言葉を繰り返して共感しよう
子どもがお母さんにすぐに報告にくるのは、楽しいことも悲しいことも共有したいと思っているからです。
子どもが何かを伝えにきたときは、まず“共感”をしてみましょう。「けんかしちゃったのね」「叩かれたんだね」と子どもの言った言葉をそのまま繰り返すと“お母さんは分かってくれている”と安心します。
そして共感した後に改めて「どうしたい?」と尋ねてみましょう。
お母さんに聞いてほしかっただけ、よしよしと頭をなでてほしい、ごめんねと言ってほしいなど子どもがどうしたいのか分かるでしょう。
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