
Baby&Kids
“自分で決めた”がやる気となる。子どもの言葉を信じて見守ろう
約束力を上げるために、まずは子どもの考えを聞くことから始めよう
「〇〇するって言ったでしょ、早くしなさい」という言葉を子育て中のお母さんの多くは言ったことがあるのではないでしょうか。そのときのことを思い出してみてください。
子どもの意見や主張はお構いなしに、お母さんの要求を一方的に伝えているかもしれません。実は、強く言うことは即時的な効果があったとしても、続かなかったり反抗的な態度を誘発してさらに時間がかかったりと良い結果に結び付きにくいのです。
それよりも子どもの考えを聞くことのほうが自分で考え行動できる子に育てられるのです。
気まぐれKくんのダンスレッスン。自ら考え宣言し、行動する力を育成しよう
習い事のダンスに来た4歳のKくん。なんだか始まる前からお疲れ気味です。準備運動をみんなと一緒にやり始めてもゴロゴロして集中して取り組めず、何度もお母さんのところに戻ってきていました。
お母さんは最初「ちゃんとするってお約束したから習っているんだよね、やってきて」と背中を押していました。ふとKくんが「今日、運動会の練習で疲れた。次からやる」と呟いたので、抱っこしながら諦めていました。
しかし驚くことにKくんは有言実行、曲が変わると自分の言った通りにダンスレッスンに参加したのです。
約束を守れたときの言葉がけが大切。「〇〇できたね」と具体的に褒めよう
子どもが自分で考え、口に出して伝えることでその言葉を守ろうとする確率が上がります。Kくんが自分で次の行動を決め、お母さんがKくんの主張に対して否定的な言葉をかけなかったことがレッスンに参加するという望ましい結果を引き出せたと考えられます。
大事なのはできなかったときの注意よりも、できたときの言葉がけなのです。Kくんの場合は「曲が変わって参加したね」と行動を言葉で表現し伝えましょう。
さらに「K君のダンスが見られてうれしいな」など気持ちを伝えることも効果的です。
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