
Baby&Kids
「大好きだよ」と毎日言わなくても子どもに愛情を伝える方法
vol.1622【1日1成長お母さん】「手が冷たいね」と言うだけで、愛情を伝えることができる
いつもと違う子どもの見たままの変化や様子を口にして愛情を伝えよう
子どもにはいつもお母さんに"見てもらいたい""認められたい"という承認欲求があります。
「大好きだよ!」と安定した愛情をいつも伝えていれば、失敗を恐れずに何事にもチャレンジしていくことができるようになります。
とはいえ改めて言うとなると「そんなに毎日毎日取ってつけたように言えないわよ」と思うことがあるのも事実。
そんな時は「大好きだよ!」と伝える代わりに「手が冷たいね!」「汗かいてるね!」とありのままの子どもの変化を伝えましょう。自然に愛情を伝えることができます。
“あなたに関心がある”と示すだけで子どもに愛情を伝えることができる
美容院で髪を綺麗にした時、ご主人から何も言ってもらえなかったら「私のこと全然見てくれてないわ。関心がないのかな」と寂しくなりますよね。子どもも同じなのです。
「手が冷たいね」「ほっぺが赤いね」など、いつもと違う変化を口に出して言ってあげると「ママは僕のことちゃんと見てくれている」と安心します。
それは“あなたに関心があるよ!”と伝えていることになります。そしてそれと同時に愛情を伝えていることにもなるのです。
「いつも見てるよ!」という安心感こそが子どものモチベーションに繋がる
4歳のNくんは弟ができましたが、特に赤ちゃん返りもなく、穏やかにしています。
ある日Nくんの「僕はお兄ちゃんだから頑張るね」と言った言葉が凄く気になりました。お母さんはもっとNくんと関わりを持つことを決心しました。
幼稚園の送り迎えの時に「手が冷たいね!」と言うと「ママの手はあったかいから気持ちいいな」と嬉しそうに答えてくれました。
いつもは時間に追われてほぼ無言で登園していた時間が楽しい時間となり、いつになく元気に手を振って部屋に入っていきました。
子どもの具体的な変化をたくさん伝えることで自信のある子に育つ!
子どものいつもと違う変化や様子を伝えるだけで、子どもに関心があることを示し、愛情を伝えることができるのです。
愛情をたっぷり受けたお子さんは“自分は存在するだけで価値がある”と思える自己肯定感の高い子に育っていきます。
子どもの手を触り「手が冷たいね」などと声をかけるだけでもしっかりと親の愛情を伝えることができます。
親からの愛情をたっぷり受けている子どもは失敗を恐れず何事にも挑戦できる自信のある子に育ちます。お母さんが気づいた子どもの変化を、どんどん言葉にしてあげましょう。
今日の1日1成長
子どもの具体的な変化や様子を伝えて自信のある子に育てよう
子どもの自己開示力も1成長、お母さんの承認力も1成長。
小倉圭子(文) むらたますみ(編集)日本キッズコーチング協会理事長竹内エリカ(監修)http://jakc.or.jp/
竹内 エリカ
