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争いごとが増える3歳は、問題を解決する力を身につけられる
vol.1694【1日1成長お母さん】自ら考えて解決できると、お互いに満足の結果を得ることができる
友だちとの関わりが増える3歳から役立つのは、第3の案で交渉する力
子どもが3歳ぐらいになると、友だちとの関わりを好むようになります。友だちと楽しく遊べるようになるのと同時に、おもちゃの取り合いやけんかが多くなるのもこの頃から。最初は大人が仲裁に入ることもできますが、少しずつ自分たちで考えて解決できるようにしてあげたいもの。社会に出てからたくましく生きるためにも、3歳は様々な問題解決法を伝えてあげたい時期です。争いが起きた時には第3の案を出して交渉するのも良いでしょう。
おもちゃを取られて何も言えない子は、空気が読めて人を傷つけない優しい子
おもちゃの取り合いになったときに言葉で上手に伝えられる子ばかりではありません。取られても何も言えず、悔しい思いをする子もいます。相手の言いなりになっているように見えるかもしれませんが、見方を変えれば人を傷つけない優しい子と言えます。いざこざを嫌う気質を持ち、穏やかに過ごしたい気持ちがあります。周りの空気を読んで何も言わない選択をしているのです。騒ぎを大きくしたくないのは、他のお友達のことを考えている証拠です。
「どうしたらいいかな?」と聞いて子どもたちが満足できるように導こう
3歳のTくんは黄色の電車をそばに置いて線路づくりに夢中です。Rくんが電車を持っていってしまったことに気づいたTくん。「黄色の電車なくなっちゃったね。青の電車はどう?」とお母さんが聞くと、Tくんは黄色が良いようです。「Rくんも電車で遊びたいみたい。どうしたらいいかな?」と促すと、Tくんは「Rくん、青の電車でもいい?」と聞けました。交換という形で満足が得られた2人は、一緒に楽しく遊ぶことができました。
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