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“質問する”から“質問しない”選択へ。繊細な子への寄り添い方

Baby&Kids

“質問する”から“質問しない”選択へ。繊細な子への寄り添い方

vol.1729【1日1成長お母さん】子どもなりの話したいタイミングがあることを理解しよう

子どもが泣いているのに質問に答えないときは、親は気長に待ってみよう

母親は子どもには笑顔でいてほしいと思いますね。子どもがシクシク泣いているときや、困っているときには助けてあげたくなるもの。しかし、いくら質問をしても口を閉ざして原因が分からないという場合があります。子どもによっては質問をいくつもされるのが苦手な子がいるのです。心の準備ができて自分のタイミングや話しやすい環境が整うと、気持ちを打ち明けてくれます。それまでは大人が子どものタイプを理解して、話せるようになるまで待ってあげることが大切です。

心の準備には時間が必要。心配事の理由を話してくれなくても待ってみる

5歳のHくんはとても繊細です。ある日担任の先生から、Hくんがお弁当の時間に食べることを嫌がり、教室の端で膝を抱えたままで食べられなかったと連絡がありました。お母さんがHくんにどうしたのか何度聞いても話さないので、しばらく待つことにしました。夜布団の中で急に「今日Rくんとお弁当を食べたかったのに、できなかった」と理由を教えてくれたそうです。お母さんはHくんが自分で伝えてくれてほっとしました。待つことにして良かったと感じたそうです。

安心できる環境をつくることが、子どもが気持ちを表現するための近道

生まれたときから敏感で繊細な気質を持っているタイプの子がいます。思いやりがあって優しいのですが、人が怒ったり大きな声を出したりするのをとても怖がります。このタイプは相手の様子をよく見ていて、自分のペースが乱されることを嫌います。子どもが安心できる環境だと自分の気持ちを表現できるので、心の準備が整うまで待ってみましょう。子どもなりのタイミングで話しはじめたときが、子どもの気持ちを聞く絶好のチャンスとなります。

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