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母vs子どもの“ちゃんと”戦争勃発!無理解が無駄な対立を生む

Baby&Kids

母vs子どもの“ちゃんと”戦争勃発!無理解が無駄な対立を生む

vol.1797【1日1成長お母さん】へそを曲げた理由は子どもなりに“ちゃんと”していたから

叱る前に確かめよう。“ちゃんと”ってどんな状態か伝わってる?

「ちゃんとした食事はできていますか?」いきなり聞かれても即答しにくい質問ですよね。それは“ちゃんと”が栄養のことなのか量なのか、はたまた盛り付けのことなのか、はっきりしないためです。子どもへ指示をするときに「ちゃんと片付けて」と言っても、なかなかお母さんの望むような結果は出ません。だけどそこで叱るのはちょっと待ってください。だって子どもなりにちゃんと片付けていたのだとしたら、叱られるのはとても悲しいことなのです。
 

いろんなことにこだわり始めるのは、知能や記憶力が発達してきた証拠

2歳ごろの子どもは、引き出しをきっちり閉めたがることがあります。誰に似たのかしらと思うほど几帳面に見えますが、これは記憶力の発達と関わっています。前に見た状態を記憶していて、今の状態が異なっていると前の状態に合わせようとするのです。うまくいかないと癇癪を起こすのでこだわっているように見えます。実際は、記憶の中にある景色と「同じにしたい」と思っているのです。記憶にある景色がその子にとっての“ちゃんと”なのです。
 

イヤイヤ期真っ只中の2歳児の本音。実は“ちゃんと”したくて仕方がない

2歳のKくんに「積み木をちゃんと片付けてね」と声をかけると、積み木を全部ぶちまけて何かを作り始めました。お母さんが怒りを堪えて観察していると、お城が出来上がりました。そばで見ていたお姉ちゃんが「私が作ったお城にそっくり」と言うではないですか。Kくんにとっては、さっきお姉ちゃんが完成させた積み木のお城がとても印象的だったのでしょう。「ちゃんと」と言われて、お姉ちゃんのお城を“ちゃんと”再現しようとしていたのでした。
 

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