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「今じゃなきゃイヤ」を起こさない秘訣は「いいよ」の言葉と約束
4歳はターニングポイント。待つ体験を繰り返すと我慢を覚えていく
4歳は自分の意見を持つようになり、わがままを言い始める時期。それと同時に我慢を覚えるチャンスの時期でもあります。この時期に、待つと願望がかなうという経験を重ねることで、自分の気持ちを整理する方法を子どもは学びます。子どもが待てる程度の短い時間から待つ体験を与えていきましょう。そして少しずつ時間や日数を増やしていきます。そうすると最終的には“クリスマスまで”など長い期間も待てるようになるでしょう。
「後でね」と言っても聞いてくれない。泣き叫ぶ姿にお母さんもヘトヘト
「ご飯の準備のときや忙しいときに限って、話しかけてきたりくっついてきたりと大変なんです。『後でね』と言っても泣き叫ぶから疲れちゃいます」と4歳のKくんのお母さんは困っていました。お母さんが忙しく動き回る時間と、子どもが一緒に遊んでほしい時間が重なることはよくあります。お母さんとしては後でと約束して守るつもりがあるのに子どもに伝わらないのです。どうして分かってくれないの?泣きたいのは私の方よ!とお母さんは思っていました。
待たせるときは「いいよ」と話を聞き入れ、具体的な時間を伝えよう
子どもが泣き叫ぶのは、不安と不満をつのらせている証拠です。自分の話をいつ聞いてもらえるのか、自分のしてほしいことはいつ叶えられるのか分からない、子どもはそんな気持ちでいます。待てば自分の気持ちが受け入れられると分かれば、叫んで無理やり要求を聞いてもらう必要はありません。「あとで」の代わりに「いいよ、お皿を1回運んだらね」とまずは「いいよ」と受け入れて、具体的に時間を伝えましょう。待てる程度の時間から始めることがポイントです。
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