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しつけのコツ。「〜しないで」を「〜してほしい」にチェンジ
vol.1957【1日1成長お母さん】子どもは否定語が理解できないから「〜しないで」が通じない
子育てをしていると否定語がたくさん。だけど子どもは否定語を理解できない
子育てをしていると、お母さんは子どもに注意をしなくてはならない場面がたくさんあります。子どもに「走らないで!」「騒がないで!」などと注意しても、一瞬やめただけでまたすぐに始めてしまう。そんな経験はありませんか?そんなときに「何度言ったら分かるの!」と怒鳴ってしまうお母さんも少なくないでしょう。子どもに何かをしないように伝えてもできないのにはワケがあります。“子どもは否定語を理解できない”のです。子どもに注意するときは、どうしてほしいのかを伝えましょう。
してはいけないことを伝えるよりも、してほしいことを伝える方が効果的
子どもは否定語を理解できません。「走らないでね」「騒がないでね」と声をかけたときに、子どもの脳の中では「走っているイメージ」「騒いでいるイメージ」が映し出されています。するとどうでしょう。子どもはそのイメージ通りに走り出し、大きな声で騒いでしまうのです。子どもに注意をするときは「〜しないでね」という否定語を使うよりも「〜してほしい」と、どうしたらいいのかを具体的に伝えましょう。
怒鳴って言うことを聞くのは驚いたから。どうしてほしいのかを伝えよう
Mちゃんは元気な女の子です。お母さんはいつものようにスーパーで走り回るMちゃんに「走らないでと言ってるでしょう!」と怒鳴りつけてしまいました。Mちゃんはびっくりして立ち止まったものの、しばらくするとまた走り始めたのです。そこで、今度は「ママの近くにいて!」と言ってみました。どうすればいいのか理解できたMちゃんはお母さんの周りをくるくる回りながら側にいられたのです。
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