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手出し口出しは無用。親の務めは教えることではなく導くこと
vol.1977【1日1成長お母さん】理解できない行動も子どもの考える力を伸ばす成長のチャンス
理解できない子どもの行動は、思いもよらない発想を生む可能性を秘めている
大人には理解できない行動を子どもがすることがあります。水たまりに入る、何に使うかわからない棒を持ち歩く“どうしてこんなことをするの?”と感じることもあるでしょう。でもこの経験は大人にはない発想に結びつく可能性があり、子どもには必要な学びです。例えば水たまりで濡れない遊び方など、子どもも大人も両得な方法が思いつくことも。お母さんは答えを与えるのではなく子どもの考えを引き出す質問をし、その子なりの答えを出せるように導きましょう。
おもちゃの遊び方に決まりはない!口出しする前にまずは観察してみよう
あるお母さんは3歳の息子の遊び方に気になることがありました。電車で遊んでいるのですが、レールをひたすら伸ばし続けているだけでいつまで経っても線路が繋がりません。「こうしたら繋がるよ」と言ってみるものの、その後もうまくつながらない線路にお母さんがモヤモヤ。その他にも逆さまなお皿の上に人参のおもちゃを載せるなど、日常ではありえない状態が気になってしまうお母さん。自由に遊んでいいと思う反面、つい口や手を出したくなります。
教えることには限りがある。親を追い越す存在になるために親がやれること
“正しいことを教えなくては”と思うお母さんもいるかもしれません。しかし教えた場合、お母さんが持つスキルや知識以上のことを伝えることはできません。自分で考える経験を重ねてこそ、お母さんの想像を超える発想を生み出すことにつながります。“子どもはいつか親を追い越すもの”これは当たり前ではありません。お母さんの発想に収まらないくらいが将来有望な証。自分で考え行動する機会を与えることが、親から子どもに与えられるものなのです。
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