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けんかは解決しない。子どもの言葉をくり返し、思いを共有しよう
けんかのときに子どもが親に求めるのは“共感してほしい”ということだけ
言いあい・叩きあい、そして大声で泣きだすという大惨事。これは兄弟育児ではよくある風景と感じる方もいるかもしれません。お互いに言いたいことを言いあううちに止まらなくなる子どもたち。それを見ているお母さんも「もういい加減にして。今のはお兄ちゃんが悪い。謝りなさい」と言いたくなる日もあるかもしれません。でも子どもがお母さんに求めているのはけんかを解決することではなく、ただ自分の思いを共感してほしいということだけです。
兄弟育児の悩みナンバーワン。兄弟けんかはどう仲裁するのが正解?
6歳のKくんと3歳のAくんは、よく兄弟げんかをします。さっきまで二人で遊んで爆笑し大盛り上がりしたかと思えば、いつの間にか叩きあいに発展していることもあります。そんなとき、だいたいお母さんに助けを求めにくるのが弟のAくんです。「ゲーム貸してくれない」「Kくんが叩いた」自分がされて嫌だったことを伝えにきます。時には「代わりに叩き返してきて」なんて言葉も。けんかする度にどうすればいいか、お母さんは迷っていました。
けんかにジャッジは不要。子どもの言い分をくり返すことで思いを受け入れる
子どもが「お兄ちゃんが貸してくれない」と言ってきたら「お兄ちゃんが貸してくれないのね」と言った言葉そのままをくり返しましょう。話を聞いているだけでいいのと思う人もいるかもしれません。しかし子どもの言葉をくり返し言うことで“お母さんはぼくの気持ちを分かってくれた”“受け入れてくれている”という安心感が生まれます。「叩き返して」という要求を通さなくとも、ヒートアップしてしまった気持ちを自然と落ち着かせることができるでしょう。
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