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生後1カ月の新生児のミルクが3時間もたない!理由・対処法・正しいミルクの量も解説

出典:photoAC

Baby&Kids

生後1カ月の新生児のミルクが3時間もたない!理由・対処法・正しいミルクの量も解説

育児本や病院からの指導では、「新生児のミルクは3時間おきにあげましょう」といわれることが多いもの。しかし、ミルクを飲んでもすぐ泣いてしまったりミルクを欲しがったりして、3時間あけられず困ったママパパもいるでしょう。そこで今回は、新生児にミルクをあげる間隔が3時間もたない理由や、ミルクを飲み足りないサインについてお話します。また、3時間もたないときの対処法や月齢別のミルク量の目安も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■そもそも新生児のミルクを3時間あける理由って?

産院の授乳指導などで「新生児のミルクは3時間あけて飲ませるように」と、よく耳にします。しかし、なぜ3時間あけなければならないのでしょうか。
赤ちゃんは母乳を消化吸収するのに1時間半~2時間かかるといわれています。一方、ミルクは栄養を吸収するために時間がかかり、母乳のときの約2倍である3時間~4時間が必要なのです。あまり時間をあけずにミルクを与えると赤ちゃんの体に負担がかかるため、嘔吐したり消化不良になったりする可能性も。
生後3カ月ごろまでは、親が赤ちゃんの様子を見ながら、ミルクは3時間おきにあげることを意識しましょう。

■新生児のミルクが3時間もたない理由とは

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3時間おきのミルクを心がけていても、飲んで1時間後には泣く・ぐずるといったケースもあります。では、なぜミルクが3時間もたないのでしょうか。理由は以下の通りです。

<新生児のミルクが3時間もたない理由>

  • ・前の授乳で飲んだミルクの量が足りない
  • ・満腹中枢が未発達
  • ・泣く原因がミルク以外の可能性も

では、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

・前の授乳で飲んだミルクの量が足りない

生後間もない赤ちゃんはミルクを飲むことに慣れておらず、飲んでいる途中で疲れて寝てしまうことがあります。飲み切れずに寝てしまった場合、必要なミルクの量がとれていないのかもしれません。また、胃が成長して一度に飲める量が増えた可能性もあります。
これらが原因で、時間よりも早くお腹がすいてしまうことがあるようです。

・満腹中枢が未発達

生後間もない赤ちゃんは満腹中枢が未発達です。そのため、必要なミルクの量を飲み切っても足りないと感じ、泣き続けてしまうことがあります。また、生後2~3カ月までの赤ちゃんに見られる「吸てつ反射」も原因のひとつ。反射によって口元にあるものを吸ってしまうため、ママパパは赤ちゃんのお腹がすいていると思ってしまうかもしれません。

・泣く原因がミルク以外の可能性も

ミルクが欲しくて泣いているのではない可能性もあります。空腹以外にも、眠たいけれどうまく寝られない、さみしくて抱っこしてほしい、遊んでほしい、オムツが気持ち悪いなどのサインかもしれません。泣いたからといってすぐにミルクをあげるのではなく、赤ちゃんの様子を見て他に原因がないかを探ってみましょう。

■新生児のミルクの間隔が3時間もたないときの対処法

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生後1カ月の赤ちゃんがミルクを飲んでも欲しがる、ミルクを飲んでから3時間もたず泣き出してしまった場合の対処法を紹介します。

<新生児のミルクの間隔が3時間もたないときの対処法>

  • ・3時間待たずにあげる
  • ・1回分のミルクの量を多くする
  • ・母乳をあげる
  • ・いっしょに遊んで気を紛らわせる
  • ・外に出てみる
  • ・ママ以外の人に抱っこしてもらう
  • ・神経質になりすぎない

それぞれ解説していきましょう。

・3時間待たずにあげる

赤ちゃんの体への負担を考慮して、ミルクをあげる時間を3時間あけることは大切です。しかし、何をしても泣き止まなかったり本当にミルクを欲しがったりしているようなら、3時間を待たずミルクをあげましょう。
新生児はまだ上手にミルクを飲めず飲み残すこともあります。また、前のミルクが少ないケースもあるでしょう。このような場合、生後2週間くらいまではミルクを2時間おきにあげてもOK。ただし、ミルクをあげる間隔を短くするのが頻繁になると、癖づいてしまうので注意が必要です。

・1回分のミルクの量を多くする

ミルクを飲み終わった後、1時間ほどでミルクを欲しがる様子がある場合は量を増やしてみましょう。1回の目安量より少し多めにミルクをあげて、次のミルクからはいつもの量にしてみるなど、1日に飲む量を調節するのもひとつの方法です。
機嫌が良く吐き戻しがなさそうなら、次回からも多めに与えて様子を見てみるといいでしょう。

・母乳をあげる

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ミルクの場合は3時間あけたほうがいいですが、母乳は欲しがるときにあげても問題ありません。母乳とミルクの混合で育てている場合は、ミルクをあげるのではなく母乳を吸わせてあげましょう。

・いっしょに遊んで気を紛らわせる

赤ちゃんがミルクを欲しがっていることを忘れるように、いっしょに遊んで気をそらしてあげるのもひとつの手。赤ちゃんが安心できるように抱っこしてあげたり、話しかけてみたり、歌をうたってあげたりするのがおすすめです。

・外に出てみる

気分を変えるため、外へ出てみるのもいいですね。あまり長時間だと赤ちゃんの体に負担がかかってしまうので、玄関やベランダ、庭先に出てみましょう。太陽の日を浴びたり風を浴びたりすることで、気分をリフレッシュすることができます。

・ママ以外の人に抱っこしてもらう

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もしかすると、ママが抱っこしていると母乳のにおいを感じてしまっているのかもしれません。そんなときは、パパやおじいちゃん、おばあちゃんなどに抱っこを代わってもらうのもいいでしょう。

・神経質になりすぎない

生後1カ月ごろは、必ず3時間あけないとミルクをあげられないわけではありません。ミルクをあげるのは2時間おきでも大丈夫。しかし、ミルクをあげる間隔が3時間あいていないことが頻繁になると癖になってしまうので、神経質になりすぎず赤ちゃんの様子を見て時間や量を調節してあげてくださいね。

ちなみに、ミルクの代わりに白湯や果汁などを与えるのは控えましょう。それだけでお腹がいっぱいになるので、ミルクを飲めなくなってしまいます。

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