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母娘の過干渉の連鎖を止めるのは「自分の人生を楽しむ」決意
vol.572【1日1成長お母さん】お母さんだからって子どもの犠牲にならなくてもいいのです
女の子のお母さんに多い“同一視”。自分と子どもを一緒にしないで
子育てに一生懸命になるお母さんの中には、子ども、とりわけ女の子を自分と同一視してしまうお母さんがいます。「自分がこれで嬉しいから娘も嬉しいはず」「私はこれが好きなのに、『好きじゃない』という娘は困りもの」というように。そんなお母さんに多いのが“子どもが一番、自分はいつでも後回し”という自己犠牲の精神です。自分を犠牲にする一方で子どもを通して自己実現しようとするため、子どもを苦しめてしまいます。
大人になっても不安がついて回るのは「お母さんの正解」を求めてしまうから
「私の母は、ずっと私の犠牲になってきたのです」と話すAさん。ご自身の自信のなさから、子育てがうまくいかないと感じています。「母には私を育てることが全てだったのです」「何をしても母の顔がちらつきます。これは母にほめられるだろうか」と。自分のために全てを犠牲にしてきたお母さんを思い、Aさんは大人になった今、自分で自分を苦しめています。お母さんを好きだからこそ、否定できなくて苦しいのです。
子どもは独立したひとりの人間。自分との違いを認めることから始めよう
子どもを自分と同一視するお母さんはいつも一生懸命でとても良いお母さんです。しかし自分の望む答えしか認められないために子どもの自主性を奪います。子どもはお母さんに喜んでほしいから、何をしてもお母さんの意見が気になります。ですがそもそも子どもはお母さんとは異なる人格です。お母さんと意見が違って当たり前なのです。子どもの自主性を伸ばしたいなら、まず子どもは自分の分身ではないと認めることから始めましょう。
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