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言い間違いは無理に直さず見守り、正しい言葉で生活しよう
vol.807【1日1成長お母さん】話せることに喜びを感じるように、遊びで語彙力を高めよう
言葉の習得は段階がある。無理やり言わせず正しい言葉を投げかけましょう
子どもは0歳からお母さんの言葉を吸収し、1歳頃には単語で伝えます。2歳頃になると自分の主張もできるようになります。話し出す時期は子どもによって個人差がありますが、まだ言葉を話さない“吸収時期”である0歳期の美しい語りかけの数によって語彙力に影響されると言われています。2歳までは“学びの時期”ですので、正しい言葉かけや表現を心がけるといいでしょう。
子どもには年齢によって音の聞き分けや発音が難しいことがあります
3歳のSちゃんは話し出す時期が同年代の子どもに比べて少し遅いように感じていたお母さん。心配になり小児科の先生に相談してみると「今はたくさん蓄えているのですよ。お子さんが一気に早口で話すようになったら『ゆっくりと』とアドバイスをしてあげてください」と言われたそうです。その通りに、話が始まるとあれもこれも言いたい!という気持ちが先だって、言い間違いや吃音の傾向を心配しました。
言い間違いの多くは成長とともに解消します。無理やり訂正しなくて大丈夫
例えば「アンパンマン」を「ワンパンマン」と言い「がんばって」を「ばんがって」と言ったりします。発音の順序が入れ替わり、前後にある言葉と同化してしまう、他の言葉と置き換えてしまうという典型的な例です。原因は音を聞き分けたり、覚えたりする力が弱いからです。また体の成長で舌や唇、下あごの発達が未熟なこともあります。聴覚で聴き取れる量も成長とともに増えてきます。
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