出典:@ yumi81829さん
Baby&Kids
絵本の作り方が知りたい!紙や布だけじゃなくアプリでも♡
■手作り絵本にはどんな作り方がある?
“手作り絵本”と言われて、まずどんな絵本を思い浮かべますか?最近では紙だけでなくアプリやパソコンで作る人も増えてきているよう。それでは早速チェックしていきましょう。
・手作り絵本の素材は紙や布?それとも電子絵本?
絵本を手作りする場合、一番に思い浮かべるのは色鉛筆やクレヨン、絵の具などで描く“紙絵本”や、布を縫い合わせて作る“布絵本”ですよね。それに加えて、最近はアプリやパソコンで簡単に作れる“電子絵本”という選択肢もあります。まず、どんな絵本を作りたいのか考えてみましょう。
また、絵本は、右開きか左開きかにより構図が変わります。右に開くときは縦書き、左に開くときは横書きとなっており、縦書き絵本は右から左へ、横書き絵本は左から右に進行させることになります。
文字量が多いと縦書きの方が読みやすく、少ない場合は横の方がすっきりするのがメリット。内容に合わせてどちらがいいか決めるといいでしょう。
・ストーリーはどうする?子どもに何を伝えたい?
絵本を作るにはまず、ストーリーが必要になります。読む相手の興味があるものをテーマにするのが、ストーリー作りの基本です。
<0・1歳向けの絵本>
0・1歳児だと「いないいないばぁ」や「びりびり」など、赤ちゃんが反応する言葉を使った絵本がいいでしょう。ひとつの絵に対し1~3文節くらいの文量で、10~30ページが目安です。
<2・3歳向けの絵本>
2・3歳児は、トイレ絵本や挨拶など、生活に即した内容の絵本がおすすめ。2歳ならひとつの絵に対して4~8文節、3歳なら9~15文節ほどの文で、20~30ページを目安にしましょう。
<4歳~の絵本>
4歳児くらいになると、文の理解も広がるため、ひとつの絵に対して16文節以上と、言葉の多いストーリーがおすすめです。30~40ページと、ページ数の目安も広がります。興味の幅も広がるため、子どもの好きなものをテーマに選び、自由にストーリーを考えてみましょう。
■基本的な絵本の作り方を学ぼう!
紙の絵本を製作するときの流れをチェックしていきましょう。
・基本的な絵本作りの流れ
絵本作りの基本的な流れは以下の通りです。
1.材料を用意する
2.ストーリーを決める
3.ラフを描く
4.ペン入れをする
それぞれの工程のポイントは、次の見出しで詳しく解説します。
・一番悩むのはここ!ストーリーのアイデアの出し方は
ストーリーをゼロから作り出すのは、なかなか難しいですよね。そんなときは登場人物を子どもや家族、お友だちなど、身近な人にしてみるのはいかがでしょうか。主人公が自分だと、子どもはうれしくなるはずです。子どもが絵本を作るなら、将来の夢やなりたいものをテーマにするのもいいかもしれません。
ストーリーがどうしても考えられない人は、大好きな絵本や映画などを思い出してみるといいですね。童話や昔話など、もともとある話をアレンジするのもおすすめです。主人公を子どもに変える、物語の舞台を今に変える、2つ以上の話を組み合わせるなど、手作りだからこそできるアレンジ方法もたくさんあるはずです。
・話がまとまらない…そんなときはエンディングから考えてみて
ストーリー作りは、最初にエンディングを決めるとまとまりやすくなるそう。「友だちと仲よくしよう!」というエンディングを決めたなら、スタートは、仲よしの友だちと喧嘩してしまった…からはじめるといった具合。
スタートとエンディングさえ決まれば、あとはつなぎのストーリーを考えていくだけです。
・イメージはあるけど絵が描けない…そんなときはどうする?
絵を書くのが苦手……なんて人は、イラストが得意な人に頼むのもアリ。自分でがんばりたいなら、シールやハンコなどを使って極力イラストを描かないようにしてみて。インターネットでダウンロードできる無料イラストなどを組み合わせてもOKです。
■紙を使った絵本と布を使った絵本の作り方ポイント
ここからは、紙を使った場合と布を使った場合の絵本の作り方のポイントを詳しく説明します。
・まずは絵本作りに必要な材料を集めよう!
まずは、材料を用意しましょう。紙の絵本の場合は、画用紙を用意する以外に、製本の方法によってはのりや薄い段ボールが必要です。簡単に作りたいなら、製本の必要がない手作り専用絵本がいいでしょう。
絵本の大きさは、子どもが持って読みやすいサイズが目安。4歳以上の子ども向けであればA4以上の大きさで縦書きにするのもいいですが、それよりも小さい子ども向けの絵本なら、横書きの手のひらサイズにすると読みやすくなります。
布絵本の場合は、まず布の種類を考えなくてはなりません。一番簡単なのは、端の処理が不要なフェルトです。針と糸の他に、必要であれば綿やボタン、チャックなどのパーツも用意しておくといいかもしれません。
・絵本のストーリーを考えてみよう
材料が集まったら、次はどんな内容にするか登場人物は誰なのかなど、ストーリーを考えます。お子さんと家族が登場するストーリーなら、とても温かい絵本になるはず。
布で絵本を作る場合もストーリーを考えないといけませんが、ページ数が多くなると布素材のため本が厚くなりかさばるので注意が必要です。
・製本の方法は3通り!書きこむだけの簡単な方法でもOK
絵本を作るときに気をつけたいことは、製本したときに絵本の中心部分が見えなくなってしまわないようにすることです。紙と紙の裏面を合わせてのりづけする場合はすべて絵が見える状態ですが、画用紙で書いてホッチキスなどで留める場合は紙の真ん中に書いた絵が見えなくなってしまうため、仕上がりをイメージしながら絵本を作ることが重要になります。
製本前にストーリーを書き込むと製本のズレなどで汚くなる場合があるので、はじめて絵本を作る人は製本してからストーリーを書き込む方法をおすすめします!
《3つの製本方法》
1.段ボールでハードカバーを作る
本格的な製本にしたい場合は、薄い段ボール(板ボール)を使ったハードカバーを用いた本格的な製本方法があります。一般的な絵本と変わらないくらいのでき栄えになりますが、少し大変な作業になります。
2.のりづけで簡単に作る
簡易的な製本にする場合は紙を半分に折り裏面半分同士をのりだけで貼っていきます。この方法ならとても簡単に製本ができます。
3.手作り専用絵本を利用する
絵や文字を書き込むだけで作れる手作り専用の絵本を購入して作成する方法もあります。白紙の絵本にストーリーや絵を描きこんだり写真を貼ったりするだけで完成するので、自ら製本する必要はなくなります。
・製本方法を決めて絵を描いていこう
製本方法が決まったら、絵と文章それぞれの配置を先に考え、絵を描いていきましょう。絵は基本的に、ラフ画→下絵→ペン入れ→色塗りの順で進めていきます。ラフは作品を完成させるための設計図のようなもの。細かく描き込む前に、頭の中のイメージを形にしてみる感じですね。イメージが固まったら、細かく描き込んでいき、色塗りへと進めましょう。
色塗りするだけでも、とっても素敵な絵本が仕上がりますが、折角手作りした絵本ですから、いろいろなアイテムと組み合わせて楽しんでみてもいいですね!色紙を切ったり折ったりして貼りつけたり、スタンプを押したり。アイデア次第で、個性豊かな絵本が完成しますよ!
・布絵本はストーリーを先に書きこんで作る方がいい
布の場合はストーリーを先に描きこんでおかないと製本してから縫ったりのりづけしたりするのが難しくなってしまいます。なので先にストーリーを描いてから製本することをおすすめします。
@waterlily_yasuyoさんは子どもの目を引くラメの入った布を使って絵本を作成しています。違う布を使うことで優しいイメージの絵本になりますね。
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