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「どうしたらいい?」と質問することで子どもの臨機応変力は育つ

Baby&Kids

「どうしたらいい?」と質問することで子どもの臨機応変力は育つ

vol.1230【1日1成長お母さん】素直なタイプの子が成長するポイント。考える習慣を身に付けよう

こだわりが少なく素直な子。育てやすいが成長につれて問題が起きることも

子どもには生まれつき様々な個性があります。その中にはお母さんの言うことを何でもよく聞くタイプの子どももいます。洋服にこだわりがなく、お母さんが「これにしたら?」と言うものを着る。公園で遊んでいる時に「そろそろ帰ろう」と声を掛けたら「はーい」と言ってぐずることもない。きっとお母さんは育てやすいと感じることでしょう。しかし成長していくにつれて、言われたことを素直に聞けるだけでは問題に遭遇することもあります。

言われたことを守るのが得意な子は、臨機応変に行動するのは苦手な場合も

Rちゃんという5歳の女の子のお母さんからご相談を受けました。先日、仲のいいお隣の家にRちゃん一人で果物のお裾分けを届けさせることにしたそうです。チャイムを鳴らしても出なかったので「いないの~?」と玄関を開け、勝手にお家に上がってしまいました。そして授乳中のお隣さんを見つけて「なんだ、いたのね。これあげる」と。帰ってきたRちゃんからそう聞いたお母さんはお隣さんに申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちでいっぱいになり、翌日謝りに行ったと言います。

素直な子は考える機会が少ない傾向にある。だからこそ質問をしよう

「Rは“果物を届ける”としか頭になくて“留守なら帰る”という判断ができなかったんです。この先もずっと、あらゆるパターンを想定して先に伝えなくてはいけないのでしょうか」とお母さんは悩んでいました。そこで「日頃からRちゃんに『どうしたらいいと思う?』『どれがいい?』と考えさせる質問をしてください」とお伝えしました。素直なタイプの子は言われたことに忠実ですが、あまり自分で考えようとしない傾向にあります。だからこそお母さんがその機会を与えてあげると良いのです。

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