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“1番じゃなきゃ”以外の基準を知ることで将来生きやすくなる
vol.1874【1日1成長お母さん】常にがんばっている子にはがんばった過程を認めてあげると楽になる
長い人生、常に1番でいるのは難しい。小さいうちに視野を広げてあげよう
子どもの中には1番になることにこだわってしまうタイプの子がいます。1番になりたいと思うのも向上心があって素敵ですが、長い人生常に1番でいるのは難しいことです。“1番じゃなきゃ”という価値観がある子は1番を取れなかった時に目標を見失ってしまい、苦しくなってしまうのです。小さいうちに“1番じゃなきゃ”という順位だけでない基準を与え、視野を広げてあげることで将来生きやすくなります。
自分とお友だちを比較してしまっても、お母さんの一言で視野がぐっと広がる
4歳のHちゃんは負けず嫌いの努力家。お友だちから手紙をもらったので返事を書きましたが、お友だちのように上手に書けず悔し泣きしてしまいました。お母さんはその様子を見て「昨日まで書けなかったのに今日は書けたね。一生懸命練習した成果だね」と声をかけました。するとHちゃんは笑顔になり、また字の練習を始めたのです。お友だちと比べて悔しく思ったHちゃんでしたが、お母さんの一言で昨日より書けるようになったことに気づけたのです。
お母さんの声のかけ方で比較対象を自分へと導いてあげることができる
「他の人と比べなくてもいいんだよ」と言っても、このタイプの子はやはり何かと比べてしまうものです。その場合は過去の自分と比べるよう導いてあげてください。「昨日よりここができるようになったね」と。そうすることで順位以外の基準があることを学びます。また「○○ちゃんが頑張ったからだね」と過程を繰り返し認めてあげることも、他人と比較しなくても良いんだと思えるきっかけとなります。
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