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しつけに必要なのは一貫した姿勢。「今日だけよ」は封印しよう
vol.704【1日1成長お母さん】お母さんの毅然とした態度が子どもの規律の元になります
2歳ごろから始まる自己主張。聞いてあげるほどにエスカレートする
「ご本読んで」と言ったかと思えば「読まない」「食べる」と言ったからおやつを渡すと「食べない」。2歳から4歳くらいの間に、まるでお母さんの態度を試すような行動を取る子がいます。気分屋なのか、天邪鬼なのか…と困るお母さんも多いでしょう。違うことを言われる度にお母さんは結局どちらなのかとオロオロするかもしれません。ひどいわがままに辟易して「今日だけよ」と許してしまって後で後悔することもあるでしょう。
要望に応えようと行動に振り回されないで! 「今日だけよ」は効果なし
2歳半のAちゃんは最近自己主張が激しくなってきました。「やる」と言ったそばから「やっぱりやらない」そんなことが増えています。子どもの気持ちにはできるだけ寄り添いたいと思っているお母さんは、Aちゃんが反対のことを言う度に「じゃあこっち?」「それともあっち?」と聞いてあげるのですが、おさまる様子はありません。「どっちもイヤ!」と言われて「じゃあ今日だけお母さんがしてあげるね」毎日こんなことの繰り返しです。
規律を教えるには感情に寄り添いながら行動を導く。一貫した姿勢を貫こう
子どもの気持ちに寄り添うというのは、あくまでも“感情に寄り添う”ということです。正すべき行動は正さなくてはなりません。また規律は子どもに最初から備わっているのではなく、普段の生活の中で少しずつ身につけていくものです。小さい時からお母さんの言葉や態度で、家庭の決まりや一般的な規律を理解していきます。その際、お母さんの言うことが時によって変わってしまうと、子どもは何が決まりなのか分からなくなってしまうのです。
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