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正しい卒乳ケアって?トラブル&お悩み解決!やり方や注意点をチェック
今回は、“卒業後”のおっぱいの健康を考えた“卒乳ケア”の方法をご紹介します!
■“卒乳ケア”は必要?しないとどうなるの?
卒乳のために授乳回数を減らしても、母乳の量が急に減るわけではありません。卒乳中は子どもにおっぱいを飲んでもらえなくなるため、作られた母乳がおっぱい内部にたまり、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。どんなトラブルが起こるのか、詳しく見てみましょう。
・乳腺炎になる可能性がある
乳腺は母乳を作る組織で、おっぱい全体に放射状に広がっています。卒乳すると、それまで子どもが飲んでくれていた母乳が内部にたまってしまうため、おっぱいの張りやしこりに悩まされることがあります。
適切に搾乳して圧抜きをすれば改善しますが、人によっては乳腺に細菌が入り込んで炎症を起こす“乳腺炎”になる可能性も。乳腺炎はおっぱいの強い痛みや、38度以上の高熱などを伴うつらい病気で、ママの体に大きな負担となります。
・次の出産時に母乳の出が悪くなることも
適切な卒乳ケアをしなかった場合、人によってはたまった母乳がおっぱい内部でしこりになってしまうことがあります。しこりが乳腺をふさぐ形となるため、次に出産した際に母乳の分泌量が少なくなったり、乳腺内で母乳がつまりやすくなったりする可能性もあります。
・特に何も起きない人もいる
一方、卒乳ケアを一切しなくても「おっぱいが張らない」「特に何のトラブルも起こらなかった」というママも少なくありません。卒乳しても、特におっぱいに問題がないようなら、「卒乳ケアをしない」という選択肢もあります。
■卒乳ケアって何をすればいいの?
具体的な卒乳ケアの方法をご紹介します。
・病院へ行ってケア方法をアドバイスしてもらう
一番確実なのは、出産した病院や、母乳外来のある産婦人科、助産院などに相談すること。助産師などの専門家が、適切な卒乳の進め方や方法、乳腺炎などのおっぱいトラブルの相談にのってくれますよ。
・圧抜き程度に搾乳する
自分で搾乳して適度に圧抜きしながら、おっぱいの張りや痛みをやわらげる方法です。絞り方は、手のひらで乳房全体を包むように持ち、外から内に向け母乳を出せばOK。最初は、お風呂上りに1日1回、母乳の出具合に応じて、2~3日おきへと徐々に間隔をあけていきましょう。
ここで避けてほしいのが、卒乳初期に母乳が出なくなるまで搾乳すること。母乳を搾り過ぎると、それが刺激となって新たに母乳が作られるため、さらに母乳量が増えるという悪循環に…。搾乳は圧抜き程度に控えましょう。
・自分でおっぱいマッサージをする
卒乳中は、おっぱい内部に母乳がたまりやすくなります。乳房が張るときは、両手でおっぱい全体を包み、圧迫するようにマッサージしてあげましょう。力加減は、胸の張りが収まる程度を目安にしてくださいね。
マッサージで母乳の流れが良くなると、痛みや張りがやわらぎますよ。それでもおっぱいが張る場合は、冷却シートや冷たいタオルなどで、冷やしてみましょう。
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