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幼児とは何歳から何歳までを呼ぶ?実は細かく定義が決まってる!
■乳児・幼児、児童の違いは?児童福祉法での定義

児童福祉法とは、日本において定められた子どもの権利や福祉を保証するための法律制度です。その中で、乳児や幼児という区分は月齢や年齢によって明確に決められています。
・乳児とは?正しい意味をチェック

児童福祉法では、乳児は出生から満1歳未満のこと。満1歳未満とは、0歳11カ月の最終日までに当たります。
語源としては、乳飲み子と呼ぶように、ミルクや母乳で育ちながら歩きだすころまでを指すこともあります。医学的には、生後28日までを新生児。新生児の次の呼び方として乳児と呼ぶそうです。
また、幼稚園では乳児を保育することはできませんが、保育園では乳児期から預けることが可能です。その際の乳児保育の対象は0歳から2歳までになります。
・幼児とは?正しい意味をチェック

上記で解説したように、児童福祉法で定められている幼児の期間は、満1歳から就学前の期間です。しかし広義としてはかなり幅広くバラつきのある意味合いで使われている言葉なので、注意が必要でしょう。
・児童とは?正しい意味をチェック

児童福祉法においては、就学してから満18歳に満たないものを児童と定義づけしています。しかし、一般的には6歳ぐらいから16歳前後くらいの年齢を児童と呼ぶことが多いようです。学校教育法では、満6歳になった翌日以後の学年の初めから12歳になった学年の終わりまでを学齢児童と呼ぶなど、それぞれ定義が異なります。
・小児とは?正しい意味をチェック
そのほかにも、医療や看護の世界においては新生児から思春期(おおむね15歳ごろ)までの子どもを小児と呼ぶなど、さまざまな呼称で区分分けがされています。
■幼児期の長さは子どもによって違う?

先述したように、幼児期とは法律の定義づけの上では1歳から就学前までの期間を指します。しかし、広義の成長段階での幼児期という意味では少し見解が変わってきます。
離乳が完了し、歩行がはじまり、話し言葉が増えるころを乳児期の終わり=幼児期の始まり、とする見方もあるのです。そのため、同じ学年の子どもでも早生まれの子と遅生まれの子では一年近く成長の差があるので、幼児期の突入や終わりにも生まれ月や個人によってそれぞれタイミングが違ってくることになります。
■幼児や乳児、時期によって呼び方いろいろ!正しく知っておこう

幼児や乳児、児童など子どもの呼び方について解説しました。幼児とは、端的に言えば赤ちゃんと子どもの境目にあたる期間です。
児童福祉法をはじめ、法律によって定められている呼称を知っていれば、ニュースや公的文書などで迷うことはなくなりますね。しかし、世の中では法律的定義ではなく広義で使用している場面も多々あるため、トラブルを避けるためにもその都度しっかりと確認をすることが大切。正しい知識と臨機応変な対応でより深く子どもと向き合っていきましょう。
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